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こころの就労・生活相談室~元当事者PSWのブログ~

精神保健福祉士(PSW)を取得、統合失調症を抱えながら転職を繰り返し当事者として障害者雇用で働いた経験のある著者のつれづれ日記です。

妻がオーバードーズしてた時

奥さんがオーバードーズ(大量服薬)して途方に暮れる旦那さんもいるかと思います。

娘さんがオーバードーズしてるご家族の方もいらっしゃると思います。

本人が一番苦しいですが、見ている家族も胸を張り裂けられる思いだと思います。

私は、私の体験しかかけないですが、それでもよければお付き合いください。

一番きつかったのは、三女が生まれてから妻が産後うつオーバードーズしたときです。

その時、働いてたのですが、勤務中「死んでやる。消えてやる」というメールが来たんです。

もう仕事は手につかないわ、変な汗はかくわで、早退させてもらい、愚痴を聞いたり看病したりしてました。

私は、乳幼児三人の面倒もみながら、妻がこのようになり、悲鳴をあげました。

「誰か助けてくれー!」洗い物をしながら、思わず叫んだこともあります。

翌日心配した義母が駆けつけてくれましたが・・。

さて、以前より栄養療法の情報もあり、栄養療法をしているクリニックに行き、点滴をうってもらったりもしました。

少しは落ち着きを取り戻した感じになりました。

ただ、大量服薬をするには、それなりの理由があり、身近な人(夫である私や自分の両親・元家族)への不満がきっかけではあります。

妻の意識が変化したのは、同じ病を体験し乗り越えた経験のある人の話を聞いたときからでした。

「(オーバードーズをして)自分を傷つけるのはもうやめよう」と話を聞いてから、

何度も薬を飲もうと衝動的になる気持ちをぐっとこらえていたと言ってました。

それから、いろんな本を妻は読んでいました。毒親関係の本、母は母・私は私など、主に母娘関係をテーマにしたものです。

カウンセリングも行ってたのですが、セラピストを初めはとてもいい人だというのですが、数回で疑心暗鬼になり、

やめてしまうという感じでした。

そして、慢性疲労症候群という病気に出会いました。

栄養療法・高いサプリ、経済的に大変でしたが、まず身体が資本だと思い、治療を続けました。

このころには、もう精神薬は一切飲まない状態でした。

身体的ケアと並行して、母娘・毒親関係の本を読み続けました。

そして、一応の結論として、実家とは『距離をおく』という選択をし、落ち着いています。