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こころの就労・生活相談室~元当事者PSWのブログ~

精神保健福祉士(PSW)を取得、統合失調症を抱えながら転職を繰り返し当事者として障害者雇用で働いた経験のある著者のつれづれ日記です。

小論文『現代の社会病理を生み出す構造』

うつ病患者の増加、低血糖、がん、不妊、糖尿病、肥満、心筋梗塞、免疫低下、視力低下、身体の冷え、キレやすい人の増加、認知症患者、ひきこもりの人の数は、現代社会において急増し続けています。

それに伴ない、家族・地域は完全に疲弊・孤立化しています。その集合体が今の日本の現状なのです。

これらの疾病に最も密接に関係している身近なものがひとつあります。

ご存知でしょうか?

それは、現代の麻薬と言われている「砂糖(糖質)」なのです。

砂糖の害については、ウィキペディアにも書かれています。

よくよく読んで調べるべきであります。

砂糖(サトウキビ)をめぐった戦争も歴史上にかつておきています。

さて、砂糖は食卓にあふれかえっているのはみなさん知っての通り。

菓子パンだけではありません。しょう油にすら砂糖が入っている時代です。

健康食品といわれるものにも砂糖・糖分がひそかに入っています。それらを食べ続けた結果、上記のすべての疾病を知らず知らずのうちに自身の身体に蓄積し続けているのです。

こうした、疾病のもたらす社会的損失の拡大が進むなか、見逃せないのが、それに伴ない利益を生み出している団体があることであります。

何だと思われますか?

明○・森○など、大手製菓会社は、同時に製○会社ももっています。

砂糖の摂取は、知らず知らず心身を蝕みます。そして会社は親切にささやきます。「早めに精神科に受診を」と。

「新しいお菓子」を売り、若者にはやらせ、身体を蝕みそして、うつ病の新治療薬をつくっては、病院に売り、医者は患者をうつ病と診断し診療報酬をもらう流れ・構造なのです。

見逃せないのは、うつ病患者の増加とともに、製○会社は利益をあげ、明○に至っては製○部門が会社全体の利益の28パーセントを占めているという事実です。

会社が、利益を上げるため「現代の麻薬」である砂糖の入った食品を売りつつ、病人をつくり出し、そして薬をつくっては売り込む。

医師・専門家が「新薬」の「治療」にお墨付きを与え、共に「甘い汁を吸う」。今の社会はこうした「病気を生みだすシステム」ができあがっています。

医師・教授・専門家の肩書きや言葉に弱い日本人は、「砂糖には効能もある」「砂糖は脳の働きを活性化させる」といわれれば「ああ、そうかもしれない」とほとんどの人が思ってしまうでしょう。

「砂糖の効能」を利用して、乳幼児が泣き止むために甘いお菓子を与える母親は、子供の脳に与える悪影響を知らずにやっているのです。

白い砂糖そのものは食べてない「はず」ですが、糖尿などになる人は知らずに砂糖の混入した調味料をとっているはずです。

スーパーの調味料・食品の成分表示に、かなりの割合で「砂糖」が関係しています。

また、認知症患者の8割以上が砂糖をよく摂取しているようです。

ガン、不妊、視力低下と砂糖の関連も指摘されています。

こうして製菓・製○会社が利益をあげると同時に、子供・若者の精神疾患・糖尿病・認知症患者など様々な病がじわじわと増え、地域を社会全体を苦しめる結果となっているのです。

医療費・薬にかけるお金はますます増え、家庭においても、国家においても社会保障費が膨らみつづけるのです。

国民の健康を蝕み、医療費を増大させる一凶は、実はこの「砂糖」を巡る一連の構造なのです。

社会保障費を削減しようと思うならば、この「万病の根源」ともいえる「砂糖」による見えない害を取り除くのが先であります。


また、昨年まで砂糖が世界的に高騰していたのをご存知でしょうか?

サトウキビが石油の代替エネルギーエタノールを抽出するという理由でしたが、エタノール精製過程で、砂糖も7~8割つくられるようなので、エコを看板にした合法的麻薬の増産に手を貸していたといってもいい状況なのです。

これは恐ろしい問題です。

公明新聞には、2010年7月に、長野の女性県議会議員が、低血糖症をとりあげてくれました。

紛然とやってくる麻薬の害は鋭く見抜いていかなくてはなりません。

民衆を守り抜く正しい知識の普及・啓発、そして一凶を知ることこそ真に早急に取り組むべき課題なのです。

和泉雄介・精神保健福祉士