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こころの就労・生活相談室~元当事者PSWのブログ~

精神保健福祉士(PSW)を取得、統合失調症を抱えながら転職を繰り返し当事者として障害者雇用で働いた経験のある著者のつれづれ日記です。

統合失調症体験談

概略を少し。

大和雄志(仮名)

大学留年中に発病。絶望の淵にいるとき、大学書店で精神医学・心理学の本を読み、自分の体験が活かされる仕事をと思い精神保健福祉士(PSW)を知る。必死の努力でかろうじて大学を卒業し、PSW養成校へ。PSWの大先輩の講義を聴き、この道しかないと確信する。

2003年春、精神保健福祉士の資格を取得後、地域・医療・行政を3年半経験。障害程度区分認定審査員も務める。しかし医療の仕事を頑張りすぎて再発。しばらくして寛解できたと思い、もっと生活費を稼ぐため民間会社へ転職するも厳しすぎて半年ほどの転職を繰り返す。リストラにもあい、最後は電気工事の仕事をするも「物覚えが悪い。」「機転がきかない」「表情がない」などと言われ、転退職地獄を味わう。

精神的・体力的にも限界を感じ、妻の「精神障害をオープンにしたら」との助言もあり、ハローワークの専門援助部門へ。そこでJSN茨木の存在を知り、オープン就労を前提に通所訓練開始。

通所3か月で企業実習に行けることだけを励みに基礎訓練をなんとか続ける。その間、朝遅刻したり、(作業が単調すぎて)不調になったりするも支援員の助言でかろうじて踏みとどまる。9か月後、現在の仕事に精神障害を開示して就職する。もうすぐまる4年となる。

就職後、JSN語り部の会の一員として、大阪はじめ、千葉・東京・大分・長野など各地で当事者発表をさせて頂くようになる。

好きな言葉は“宿命を使命に変える”

*自叙伝はこの概略を詳細に、約200ページの本にしています。